デジタル読解力、日本4位 

~パソコン画面で計測…トップは韓国~

経済協力開発機構(OECD)は28日、従来の紙媒体ではなく、コンピューター画面を使用して読解力を測る「デジタル読解力調査」の結果を初めて発表しました。デジタル読解力調査は、インターネット上の読解力を試すものでしたが、パソコンの操作技能が必要なうえ、ネットに氾濫する情報の取捨選択も問われました。この調査で日本は4位で、上位は教育現場にIT普及が進む韓国、ニュージーランド、オーストラリアが占める形になりました。

日本は習熟度下位層の割合が2番目に少なく、文部科学省は「下位層が紙媒体よりパソコン操作に慣れていたため興味を持って取り組めたためではないか」と分析しています。

OECDは、インターネットなどから情報を取り出し、活用する重要性が増していることから調査を実施しました。調査は、2009年に65カ国・地域の15歳を対象に約47万人が参加した筆記型の「生徒の国際学習到達度調査」(PISA2009)と同時に行われました。

デジタル型は希望国を対象に行われたため、アメリカやイギリス、ドイツなどは参加せず19カ国・地域の約3万6千人で実施されました。日本は109校の高校1年生約3400人が参加しました。

調査問題は、ブログの書き込み内容を読んだ上で、その内容に合うものを選択したり、画面上から別のサイトに移動して解答するものがありました。従来の読解力に加え、ホームページへのアクセスや電子メールの送受信、ウェブ掲示板への書き込みなどの知識や技術も必要で、ネット上の情報の取捨選択も問われます。

点数の分布では、日本は成績下位の408点未満が6・7%と少なかったものの、553点以上の上位層も33・9%と少なく中位層が厚かったです。1位の韓国は下位層1・8%で上位層が61・2%でした。

筆記型との比較では日本はほとんど点差がなかったが韓国は28点、ニュージーランドが16点、オーストラリアも22点、デジタル型のほうが高かったです。

読解力は国語力に通じ、どの科目にも共通して必要な力になります。デジタルの型が定着してきた時代で、日本がどのような状況なのか、今回のような調査はこれから注目していきたいです。