県教委が新教育プラン 

~道徳、キャリア、防災に重点~

県教育委員会は今年度から5年間で実施する「あいちの教育に関するアクションプラン2」(県教育振興基本計画)を策定しました。

2007年策定の旧プランを見直し、「幅広い県民参加による道徳性・社会性の向上」「発達段階に応じたキャリア教育の充実」などを重点課題に掲げたほか、東日本大震災後の防災意識の高まりや経済情勢の変化などにも対応した内容を盛り込みました。

県が2009年、市民約500人を対象に実施したアンケート調査で、県が力を入れるべき教育分野を選択肢から選んでもらったところ、「道徳教育」が約59%と最も多く、次いで自分にふさわしい職業などを考える「キャリア教育」の約38%でした。この結果を踏まえ、県教委でプランの見直しを進めていました。

新プランでは、児童生徒だけでなく、子どもの模範となる大人も含めた社会全体のモラル向上を目指していきたいとしています。小中学校の道徳の授業を一般市民に公開したり、各校の優れた道徳教育をホームページで紹介するとのことです。県教委が中心となり、街頭でマナー向上を訴えるキャンペーンも展開していきます。

震災発生を受けて、防災教育も充実させていくともしています。各校で地域の防災リーダーとなる人材を育成します。具体的には、高校生が大学やNPO組織に出かけて、自然災害や防災・減災に関する知識と技術を学ぶ取り組みなどをプランに盛り込みました。

キャリア教育では、景気低迷で新卒者の就職難が続いていることから、児童生徒が自分の将来を真剣に考えてもらおうと、小学校の段階から体系的に就業体験や技能習得のプログラムを導入していきます。小学校にものづくりの達人を招き、仕事への思いを語ってもらう授業の実施もプランに加えました。

旧プランを継承する重点目標としては、「学習意欲の向上と学力の育成」「豊かな人生を送るための生涯学習の充実」を掲げました。