名古屋市が小規模学校を統合へ

~名古屋市教育委員会が小規模校の統合に向けた基本方針を策定~

名古屋市の教育委員会は、少子化のために生徒・児童が少なくなった小規模校の統合へ向けた基本の方針を策定しました。15校程度の小学校が優先的に統合の対象になるとみられ、8月にも実施計画をつくり、校名を発表する予定です。

現在名古屋市内の小学校全263校中、1学年1学級以下の学校は26校で、中学校は全109校のうち、クラス替えができない学年がある全校で5学級の学校は2校あります。

小規模校は、生徒数が少ない為にきめ細かい指導がしやすいなどのメリットはありますが、逆に友達関係が固定化されてしまうなど問題点もあります。このため、小学校は11学級以下、中学校は5学級以下の学校を適正化の対象としました。
しかし、対象の小中学校を一斉に適正化していくのは難しいので、1年から6年までの全ての学級が各1学級で、6年間同じ状況が続くと予想される小学校を優先して取り組むことになりました。



今は少子化の影響で小学校や中学校の各学校で生徒や児童数が少なくなっています。

例えば、1980年以降の生徒数と学校数を見てみると、公立中学校の生徒数は1985年度が約590万人でピークでした。しかし、現在の生徒数は約360万人にまで減少しています。では、これに対して学校数はどうなっているのでしょうか? 中学校の数は1992年度が約1万600校でピークを迎え、それから現在までに約500校しか減っていません。したがって、その分生徒数の少ない小規模校が増加しているのです。

在校生数に対してはるかに広い校舎が存在することになる小規模校は、維持費や教師の人件費などを考えると、国や地方自治体にとって財政的に非常に負担になっています。なので小規模校が減れば教員の全体数も減り、教員の人件費等の負担が少なくなりますし、学校の維持費もなくなるので、学校の統廃合を進めるのです。 ただ、地元に住む人々にとっては母校が無くなってしまうというのはとても悲しい事です。



学校の統合は、色々な問題は挙げられています。ただ、学級の生徒数が増えれば、それにより接する友達も広がるので、子ども自身の視野が広がるという考え方もあると思います。

数日前に、島田伸介さんが某深い番組で「自分の将来は自分が出会った職業の中からしかえらべない」と言っていました。
自分の知っている事、出会った人、そこで学んだことが本当の知識と言えると思います。なので、学校の統合により、一学年の生徒が増えれば、単純にそれだけたくさんの友達と出会う機会が増え、それぞれの考え方を知る機会が増えるので、人間的な成長を促していく面では統合の制度が生徒にとってプラスに働くのではないかと思います。