豊橋・口明塚南古墳で金銅装馬具出土【愛知】

~出土の金銅装馬、穂国造の子孫のものか?~

 

豊橋市教育委員会は今月26日、同市石巻本町の口明塚南古墳で、有力者の副葬品として知られる金銅装馬具の破片を発掘したと発表した。
 愛知県内では豊橋市内の別の古墳に次いで2例目で、近くに東三河を治めた「穂国造(ほのくにのみやつこ)」が葬られたとされる馬越長火塚古墳があり、口明塚南古墳が穂国造の子孫の墓である可能性が高いと見られている。
 同古墳は直径22メートル、高さ1.5メートルの円墳で、今月初めに発掘調査を開始。これまでに横穴式石室の一部や、石室内に積まれている高さ1メートル超の石が確認されている。
 発見された金銅装馬具の破片は縦横とも1センチに満たないが、大和政権との関係が深いことを示していると言われる細い線が刻まれた「毛彫文」が確認されている。出土した須恵器の年代から、古墳は馬越長火塚古墳よりも遅い7世紀前半から中期までに築造されたと見られる。