飛騨市で16世紀の城跡を一般公開【岐阜】

~飛騨市で増島城跡の発掘現場を一般公開~

 

岐阜県の飛騨市教育委員会は今月6日、16世紀末に初代高山城主の金森長近が築いた増島城跡の発掘調査現場を一般公開し、発見した石積みなどを市民に説明した。

   

増島城は長近の養子の可重が城主となったが、幕府の一国一城令で廃城になると「古川旅館」の名で金森氏の別邸になり、金森氏が国替えになった後の1695年に取り壊された。山城が中心の飛騨地方では唯一の平城跡といい、城跡は古川小や同校グラウンド、隣接する古川図書館などの敷地にまたがり、全体面積は不明。市教委は11年前から本丸や二の丸の規模や特徴を調査している。  今回公開したのは、来年秋から新古川小学校が建設される敷地にあたる古川図書館周辺の確認調査で、先月10日から60平方メートルを最深で2メートル掘ったところ、高さ1メートル、幅5メートルほどの二の丸東側にあたる石垣が発見された。

 

大小の石が粗雑に積み上げられており、市教委は「石垣はもっと大きかったとみられるが、城の取り壊しや過去の整地などで崩れたのではないか」と説明した。