日本福祉大学と美浜町教育委員会が連携強化【愛知】

~日福大学部新設を機に連携強化~

 日本福祉大と美浜町教育委員会が、同大の子ども発達学部の新設を機に連携を強めている。
今月22日に野間中学校3年生が美浜キャンパスを初訪問し、施設の見学や模擬講義を体験した。

来年度以降、町内の小学校が教員志望の学生のインターンを受け入れる計画も、両者間では調整が進んでいる。

 1983年に同大が美浜町に移転して以来、ゼミやサークル単位で地元の学校と交流は続いてきたが「何ができるか分からなかった」(町幹部)こともあり、町や町教委を巻き込んだ連携はなかった。

 小学校教員を養成する子ども発達学部が今年4月に発足したことが転機となり、学生に教育現場を体験させたい大学側と、大学の教育・研究を活用したい町教委の思惑が一致。

教育委員が2月に、小中学校の校長会が5月にそれぞれ美浜キャンパスを視察し、交流の手始めとして野間中生の訪問が実現した。

 97人の生徒たちは、亀谷学部長から大学の概要を聞いた後、学部生の案内で生協やゼミ棟を見学。大教室で近藤直子教授の模擬講義を受けた。

 近藤教授は子どもの心の発達を軽妙に説明し、生徒たちは時折笑いながら講義を楽しんだ。
見学を終えた生徒からは「キャンパスの広さときれいさに驚いた」
「学生の自由な感じにあこがれる」
などの感想が聞かれた。

 亀谷学部長は「教員志望の学生が年少の子に接する機会は貴重。町教委とギブアンドテイクの関係になれたら」と期待する。

 町教委の山田教育長も
「教育のプロが揃う福祉大との連携強化は意義深い」
と述べる。同大から協力要請を受けるインターンの受け入れについては
「教員の負担を考慮しながら、受け入れる方向で検討する」
と前向きだ。