四日市市で化学メーカーが出前授業【三重】

~化学メーカーが理科離れに歯止めをかける授業実施~

四日市コンビナートに工場を持つ化学メーカー<JSR>が今月5日、四日市市の三重平中学校で出前授業を実施した。
 理科離れに歯止めをかけるためで、四日市市教育委員会が企業に呼び掛けて実施する特別授業の第2弾になる。
 合成ゴムの分野で先端技術を開発するJSRから本社の熊野厚司研究開発部長と高分子研究所(四日市市)の但木稔弘所長が来校して講師を務め、ゴムの特性を特徴付ける分子の構造などを説明した。
 この日は2年生71人が総合学習の一環として受講し、ビーカーで2種類の液体を混ぜて半固体化させる実験では、但木所長が「お互いの液体の分子同士が結び付いた結果、半固形化した」と説明。生徒たちも実験に加わり、分子構造が異なるゴムボールを弾ませたりプラスチックの棒を折ったりし、種類ごとの違いを調べた。
 参加した奥中絵理さんは
「珍しい実験ばかりで興味が持てた」
と満足げ。
熊野部長は「私は理科や実験が好きで勉強を続け、今では仕事にも誇りを持っている。
この授業が進路を決めるうえで役立つことになればうれしい」と話していた。