高校入試合格最低点非公開の真実【岐阜】

~教育委員会が合格最低点非公開の理由の発表~

県立高校入試の合格最低点をめぐる情報公開請求で、県教育長の非公開決定を妥当と裁決した県教育委員会は26日、
「高校の序列化で生徒や保護者ら学校関係者の名誉、感情を害し、不利益を及ぼす恐れがある」
等、非公開の理由を発表した。
 請求は昨年の6月にあり、県教委側は非公開決定したが、審査請求を受けた県情報公開審査会が今年1月
「序列の存在は周知のことで、公開による利益の方が大きい」
と、公開するべきだと申し入れた。入試に関わる同様の情報公開請求で、公開答申は全国でも初だった。
 県教委は非公開理由として、
①序列化により、特色ある学校づくりや入試制度改革に支障を及ぼす恐れがある。
②年度間で結果が大きく変動する場合があり、ボーダーラインと誤解される可能性がある。志望校選択につながる情報といえない。
③受験生が合格者中最下位と知ることで傷つけられる恐れがある
などを列挙した。「支障と比較して公開の利益は少ない」とした。
 松川教育長は「今回の公開請求は重要な問題提起。
受験生のさまざまな優れた面を評価できる入試制度となるよう一層改善に努めたい」とのコメントを発表した。