堀川を考える小学生の集い【愛知】

~よみがえれ堀川!生物調査の結果披露~

堀川の水質など周辺環境や生息している生物を小学生が調べ、その成果を発表する「堀川を考える小学生の集い」が今月15日、名古屋市熱田区で開かれた。流域の小学生たちが毎年参加しており、7回目の今年は中区の大須小学校と正木小学校、熱田区の旗屋小学校の児童、計155人が総合学習などの時間で行った調査や学習内容を寸劇や朗読、ニュース番組形式で発表した。官民挙げた浄化運動が進められている中、子供ならではの“堀川への思い”が表現された。
 市民団体「クリーン堀川」の主催で、保護者や堀川整備を担当する市職員らも参加した。
正木小は6年生を中心に60人が「わたしたちの堀川」をテーマに学校近くの川で水質調査を実施。
大型スクリーンを使って「ペーハー(水素イオン濃度)値は水道水が酸性、付知川(岐阜県)がアルカリ性だが、堀川は中性。意外にきれいかと思ったが、溶存酸素量は堀川が最も悪く、生物が住みにくい環境」と説明した。
「小さなことでも努力の積み重ねが環境保全につながる」と結論付けた。
 旗屋小は5年生65人が「堀川の自然と環境」をテーマに、野鳥や魚など自然環境を調べてニュース番組形式で発表した。
4人の“女子キャスター”が概要を説明した後、リポーター役の児童が8グループに分かれ、堀川に生息するカワウやカワセミ、カルガモなど8種類の生物を紹介。
市がヘドロ除去や下水道の整備などを進める中、自分たちにも出来ることとして「洗剤や油を流す際に気を付ける」と、寸劇を行いながら意見表明した。
 大須小も4年生30人が「堀川から環境を考えよう」をテーマに調査報告。
「オオサンショウウオも生息していたのに、死がいで見つかり本当に残念」とし、「いろんな生物がすめる堀川にしたい」と決意を述べた。
 発表終了後、旗屋小5年の二村勇輝さんは「ゴミを捨てないなど、小さなことでも自分たちに出来ることを続けたい」と話した。「クリーン堀川」の松田会長は「子供たちが現場に行って調べることに意味がある。こうした活動を通じて関心を持ってもらうことが浄化につながる」と語った。