室町時代の2件を新たに文化財に指定【愛知】

~愛西市教育委員会が新しく指定文化財を認定~

愛西市教育委員会は、いずれも室町時代に作られた星大明社(ほしだいめいしゃ)木造獅子頭と、日置(へき)八幡宮木造獅子頭の2件を新たに市指定文化財に指定した。
同市内の登録文化財は、国と県の指定を含めて計30件となった。
地方に伝わる祭礼や芸能と獅子舞の研究を進める上で貴重な資料としている。
 星大明社木造獅子頭は、永正7(1510)年の製作で高さ22.1センチ、幅27.7センチ、奥行き35.8センチで、獅子頭は、全体的な構造が角ばってへん平な形態で、南北朝から室町期の特徴を色濃く残している。
全体に朱漆の上に黒漆が塗られ、口部周辺は黒漆の上に朱漆が塗られている。
目尻と歯、まゆの一部には金ぱくが残っている。
地区の守護神と伝えられてた。
 日置八幡宮木造獅子頭は、享徳3(1454)年の作で、高さ38.6センチ、幅38.2センチ、奥行き49.5センチの大きさで、全体を漆で塗り、耳内、目尻、唇は朱、目には金ぱくが塗られている。県内では応永5(1398)年の南知多の羽豆神社蔵の獅子頭に次ぐ古さ。江戸時代後期の風土誌「尾張名所図会」に、この獅子頭と思われる記述が残っており、古くから社宝として伝えられてきたことがうかがえる という。