豊かな体験活動推進事業【岐阜】

~飛騨の小中高生ふるさと発見セミナー~

文部科学省の「豊かな体験活動推進事業推進校」の指定を受けている飛騨市神岡町の県立飛騨神岡高校、市立神岡中と神岡小は合同で「見つめよう私たちのまち」をテーマに「ふるさと発見セミナー」を今月23日、神岡町の公民館ホールで開いた。
小・中・高校がそれぞれの体験学習の成果を発表し、地域の人たちを加えて3校のきずなを深めるのが狙い。
 豊かな体験活動推進事業は、社会奉仕活動や自然体験活動などを通じて児童、生徒の社会性や豊かな人間性を育むため、文科省が各都道府県の小・中・高校を含む体験活動推進地域・学校を指定している。
 神岡町は若者たちが古里を離れて過疎化が進み、典型的な少子高齢化の町となっている。
3校は連携を深めながら地域の伝統文化やスポーツ、地域福祉、ボランティアなどの分野で取り組みを進め、学校間交流を実践している。
 今回のふるさと発見セミナーは地域の伝統文化・スポーツの分野の取り組みの一環として実施され、飛騨神岡高校の1、2年生123人と神岡中の1年生86人、神岡小の3~6年生172人が参加した。
 最初に神岡小の3年生77人が「ありがとう神鉄」と題して昨年11月末で廃線となった神岡鉄道の思い出や体験乗車の感想などを発表。
続いて神岡中が「飛騨を知ろう」、飛騨神岡高校が「春慶塗り体験交流」「獅子舞と闘鶏楽の考察」などを発表した。
 神岡小6年生の「私たちの神岡町について願うこと」では児童たちが船坂飛騨市長に直接、提言を書いた手紙を渡す場面もあった。
また、シンポジウムでは船坂市長、飛騨市教委の巣之内教育長、神岡鉱山で毎年夏休みに開かれるジオ・スペース・アドベンチャー実行委員長の徳永さんらが意見を述べ、児童・生徒の活動を励ました。