いじめ防止訴える標語作成【愛知】

~伝統工芸でいじめ防止訴える~

「思いやりのある人間になろう」・「みんな仲良く」 名古屋市緑区滝ノ水3の滝ノ水中学校の1年生52人が、今月17日、地元の伝統工芸「鳴海絞」によるタペストリーを制作した。
総合学習の授業の一環で毎年度行っているが、本年度は生徒がそれぞれの作品に「いじめ防止」を訴える標語を毛筆でつづった。
   制作場所は同区鳴海町の鳴海絞製造卸会社「近清商店」で、いじめが社会から少しでも減ればという願いを込め、標語を書くことにした。
 生徒たちは、近藤社長と従業員ら9人のアドバイスを受けて体験。
縦1・1メートル、横80センチのナイロン製の布の一部を輪ゴムでしばったり、ねじったりしてから、赤や黄の染料を溶かした湯の中へ入れた。
色鮮やかに染まった布には、鳴海絞独特の円や四角など白の模様が入り、それをタペストリーに仕上げた。
 標語を綴ったのは、1時間程度乾燥させてからで、それぞれ真剣な表情で言葉を考え、思い浮かぶと「気づけば変わるいじめ問題」などと丁寧に筆を運んだ。
 「平和」とつづった服部美咲さんは「地元の歴史が感じられて楽しかった。
標語は心を込めて書きました」と話した。同校では、完成したタペストリーを校内に飾る予定。