反抗期の子を持つ親の心構え

子どもの性格を作っていくのに親が影響を与える事が出来るのは、個人差はありますが、おおよそ小学校くらいまでです。
子どもが小学校を卒業する頃には、「子育て真っ只中」という考え方は無くしていいでしょう。
気持ちの面で、少し子どもと距離をとってみるのです。

ただし、当然子育てが完全に終了するというわけではありません。お子さんは反抗期が終わった後、それまでに形成された自身の性格で人間関係を築き社会を生きていく事になります。親といい人間関係を築けるという事は社会に出てから周囲の人間ともよい関係を築くための原点になります。
したがって、小学生以降は子どもの性格をそこから作り上げる事は困難ですが、その性格とうまくむきあいながら、自分と周囲の人間関係を円滑に生きていくすべを教えていく必要があります。

接し方のアドバイス

親から子どもに教えるときに注意して欲しい事があります。
親子の間は、どうしても感情が先行してしまい、出来ない事に対して必要以上に怒ったり、悪い所だけを指摘したりして親の言う事を無理やり聞かせようとしてしまいます。
一時的に子どもに大人の言う事を聞かせても、無理やり強制された事では子どもは納得しません。むしろ反抗の思いを心の中に育ててしまいます。

子どもと接する中で、カッなりそうになったら一歩待って、ひとまず子どもの意見を受け入れてみてください。子どもというのは親が了解した事柄の範囲で動いている限りは、無茶苦茶な行動には出ませんが、子どもの行動を親が認めずに否定していると、必要以上な問題行動を起こしがちです。

すぐに叱らない事、すぐに説教しない事、すぐに罰しない事。
「子育ては小学校で終わり」と気持ちを切り替えて、少し距離をおいて子どもを見てみて下さい。

子どもの自立に大きな気持ちで向き合う

反抗

反抗期を迎えたお子さんは、親に対して闘いを挑んできます。
親の言う事に反抗したり無視したり、口をきかなかったりという抵抗や親の言動の矛盾をついてきたり、理屈を並べて親を負かそうとしたり常に闘争心むき出しの態度をとってきます。

注意点

子どもが反抗的な態度をとった時、力でねじ伏せても本当の解決になりません。また、適当にあしらったり、はれものに触るような扱いもいけません。親に一人前の人間として扱ってもらえないという不満だけが大きく残り子どもの身勝手な行動を放任する事になってしまいます。

「気づき」 広い気持ちで根気よく向き合う

子どもは反抗期だから、とむやみに反抗するわけではありません。
その言動の裏側にある自己主張や大人への訴えをしっかりと読み取る必要があります。

もちろん、反抗の言動には、矛盾している事やひとりよがりの考えもあります。
それに対しても、頭ごなしに否定するのではなく正面から受け止めて、粘り強く何度でも話して分からせていく事が大切です。一方的な説教ではなく、必ず子どもの意見に耳を傾けてください。
意見が一致しない時でも、何度でも何度でも意見を言い合って下さい。

親は、この不安定な思春期の状況を把握し理解した上で子どもの言動に振り回されずに、ゆとりをもって正面から受け止める姿勢が大切です。
子どもの自立に親が胸を貸す、という大きな気持ちで向き合っていきましょう。